ウィリアム・モリスがめざした社会

翻訳したモリス論文/講演のリスト   (翻訳:城下真知子

 (1)小芸術(装飾芸術)(The Lesser Arts
      1877年3月、ロンドンの工芸見習い職人ギルドでの講演
  モリスは、絵画・彫刻などの「大芸術」と区別して、工芸を「小芸術」
  と呼んだ。
  人間労働が機械に取って代わられ、しかもまがい物が大量生産される―
  モリスは工芸労働をとおして労働の本質を分析し、その回復実現を訴える。
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  (2)モリスの書簡―友人家族や同志宛てなど
    (The Collected Letters of William Morris     
               Edited by Norman Kelvin) より
    運動の節々での心情を吐露したものを順次とりあげ紹介
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  (3)モリスが発した反戦宣言 「英国の労働者たちへ」 
   (Manifesto: To the Working-men of England)
 1877年  
   英国がトルコを支援してロシアとの戦争政策を取りつつあったとき、
   モリスは戦争反対の宣言を発した。 
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  (4)新訳 民衆の芸術(The Art of the People1879年2月
      バーミンガム芸術協会およびバーミンガム芸術学校の聴衆を前にしての講演  
  
  2年前の講演『小芸術』で語ったことを基礎に、名もない民衆が培ってきた
  日常の芸術が、19世紀になって見下され破壊されていく現状を告発する。
  芸術が軽視されているのは文明の根っこが腐っているからであり、
  芸術とは人間労働の喜びの表現に他ならないと訴える。  
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 (5)文明における建築術(総合的芸術)の未来
    (The Prospect of Architecture in Civilization)1881年10月

      ロンドン協会(おそらく、のちのロンドン芸術大学)の聴衆を前にしての講演  
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  (6)地球の美と芸術Art and the Beauty of the Earth)1881年10月
      ウェッジウッド協会の聴衆を前にしての講演  
  
  人間が故意に破壊さえしなければ、地球は美しい。この地球の美の適切な
  共有こそ、働いてそれを獲得するすべての人間の権利だと主張するモリス。
  芸術を求めるなら、「すべての正直で勤勉な家族のための、まともな環境の
  なかの  まともな家」こそ必要だと求めるモリス。
  1870年代から社会変革の運動への全面的献身への道筋にある講演
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  (7)(かね)が支配する世の中での芸術 
   (Art under Plutocracy)
 1883年
   「芸術という言葉の意味をすべての日常生活用品の色や形にまで広げて
    ほしい」とモリスは訴える。
    そして「芸術が社会全体の状況、とりわけ労働者階級と呼ばれる人々の
    暮らしといかに密接かが分からない人にとっては、芸術の現状は満足な
    ことだろう」と、芸術と社会の問題点を明らかにしていく。
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 (8)意義ある労働と無意味な労苦(Useful Labour vs Useless Toil
      1884年1月、各地で講演。この前年、モリスは「社会主義者」だと宣言した。
  資本主義が形成されていくなか、多くの人々は他の階級のために
  苦しい労働を強いられ無駄を生産している――モリスはそう指摘し
  資本主義の弊害を労働の側面から分析することによって、
  多数の社会主義者とは一味違う理想の社会像を展開する。
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 (9)現在の暮らし方か、違う暮らし方か 
   (How We Live and How We Might Live)
 1885年

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 (10)未来の社会(The Society of the Future)  1887年

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 (11)新訳:芸術の目的(The Aims of Art)  1888年

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 (12)「社会主義とは生活の理論です」 
   (Morris's Letter to George Bainton)
 1888年4月  

   人間としての特別の能力の発展をもっとも邪魔しないやり方で、
   生活必需品を満足させる社会。日常的に育まれる人間愛が必要です
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 (13)古建築保存協会第12回総会講演

   (Address at the 12th Annual Meeting at SPAB) 1889年
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(14)新訳:わたしはいかにして社会主義者になったか 
          (How I became a socialist)      1894年

   晩年に、社会民主連盟の求めに応えて書いた短い論文
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